真空（凍結）乾燥機のイメージ
真空（凍結）乾燥機の特長
乾燥対象物を密閉容器に入れて真空状態に近づけることにより、水の蒸発温度が下がり、低い温度で水分を蒸発させることができます。また、多孔質、粉末状の物でも内部まで均一に乾燥できます。低い温度にすることで、原料本来の味や風味を損なわず、かつビタミンCなどの熱で壊れやすい栄養素も、そのまま生かすことができます。所要時間も温風乾燥と比較して1/3程度の時間で済みます。
真空（凍結）乾燥の利用分野
食品産業
生鮮野菜や果物等の原料を段ボール等の容器に入れたままでも、減圧（冷却）乾燥すれば、内部まで均一に乾燥させることができます。
金属・機械加工部品
小さく形状が複雑な精密機械加工部品や、細管・タップ穴のある部品などは、洗浄液の乾燥に時間を要します。真空乾燥なら、短時間で細かな隙間まで乾燥させることができます。
利用分野 | 乾燥処理対象物（例） |
| 生鮮食品・加工食品 | 生鮮野菜、肉類、果物類、インスタントコーヒー、乳製品、ハム類、インスタントラーメン、粉末調味料 |
| 電気・電子部品 | プリント基盤、リレーキッド、IC部品、ウエハー、モータコイル、液晶パネル用ガラス基板、変圧器コイル、リード線端子 |
| 金属・機械加工部品 | 微細孔加工部品、細管類、成型用金型、焼結部品、金属粉末、メタルフィルタ類、ベアリング、精密機械部品 |
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